日経、25日線割れ

結局、踏ん張れなかった日経平均

米国株市場が足踏みとなったことが影響しているのでしょう。

米国市場が、今晩のADP雇用調査、明日の雇用統計、来週の企業業績発表(4−6月期)を控えているので、様子見だったということもあるでしょう。

しかし、この東京市場の弱さは、不愉快です。昨日ヒヤリとさせられたどころではなく、本日は後場に入ってから25日線割れをさらに拡大しています。

外市場に、特段目立った波乱の様子が無い中で、東京だけが弱いというのは、やはり問題です。

基本的に、幕間つなぎ

本日買われているところが、今後の相場の中心軸とは考えにくいものがありますが、もともと当レポートの想定では、相場がせいぜい7月一杯持つかどうか、ということでした。

この7月相場は、景気敏感系だろうと、このところの相場つきから確信したわけで、これは基本的にはまだ変わっていないと思うのですが、本日に限っていえば、セクターでこれらが買われたとは明確には言えない展開でした。

個別銘柄では動きがばらばらですが、業種で見ますと、上昇率ランキングトップから、建設、水産農林、食料品です。鐵鋼が奇妙にも入っていますが、その下は医薬品、不動産ですから、どう見ても、幕間つなぎでしょう。

とくに建設は、九州地方を襲っている豪雨の被害からの連想でしょうし、もっと特殊なセグメントを見れば、北朝鮮への武力行使しか残った手立てがない状況になってきている米国ということで、石川製作所6208が3日続伸となってきていることによく表れているでしょう。

要するに、本気で買える柱が無い、ということです。

そこへもってきて、日経平均が昨日はなんとか踏みとどまった25日線を、いとも簡単に割り込んでしまっています。

セクターで、毎日シーソーのようになっていますから、大きな指数の変動にはなっていませんが、やはり景気敏感系が来ないと、指数は沈みがちになります。

戦略方針

戦略方針は、一応変えずにおきます。「フルインベストメント」のままです。海外市場中心の定点観測項目は、なにも問題がないところで、日経平均は25日線割れです。

この不可解な動きに警戒は必要です。従って、月間のアノマリ―接近に伴い、やや気持ちキャッシュを確保しておくのも良いと思います。虎の子を確保した上で、あくまで日本がアメリカについていけるという前提で、これをタイムリーに投入していくつもりでいましょう。

万一、当レポートでこれまでノーマークだった、日本だけが独歩安という最悪のシナリオが出た場合には、このキャッシュがモノを言います。

現時点では、個人的にはこの独歩安のシナリオは無い、と思っています。恐らくETFの配当など需給がらみで今週は、余計な圧力がかかっているだけだろう、と踏んでいるのですが、念のため、独歩安シナリオも、腹案として持っていたほうが良いでしょう。