星屑スキャットをほめたたえる

東京レインボープライドの会場イベント、5月6日のトリは星屑スキャットだった。

立ち位置は向かって左から、

ミッツ・マングローブギャランティーク和恵、メイリー・ムー

の3人。

お恥ずかしいことに初めて聴いたのだが、ステージが始まってすぐ私は仰天してしまった。

アレンジがいい、コーラスが見事。

会場でCD売ればいいのに!

(翌日の中島実嘉さんはブースを一つ設けて販売していた。)

帰宅してすぐにCDを注文。

曲間のおしゃべりももちろん達者である。

ミッツさんは毎年レインボープライドに参加している。

「あたしが初めて参加した年は、ゲリラ豪雨が降ったのよ。

そこの木に雷が落ちて、ホモやレズが300万人死んだっていう。」

と、自虐ネタも切れ味が良い。

私のお目当ては、メイリー・ムー

15年あまり前、東京外国語大学の学祭で、LGBTサークルが

ドラァグクイーンショーを催していた。

そこに、ロシア語科に当時はまだ在籍していた、バビ江ノビッチ中心として、

メイリー・ムーとエンジェル・ジャスコの3人組が出演していたのだ。

豊満なジャスコさんの色っぽい動きと、

華奢なメイリーさんのシャープなダンスが

際立って魅力を放っていた。

バビ江さんのショーは、くちパクだが、

豪華な衣装に溢れるユーモアで、私はすっかり魅了さた。

言葉で書くとどうしてこんなに月並みになってしまうんだろう。

実物のショーを見てくださいとしか言いようがない。

いいもんは私の言葉じゃ伝えきれんわ。

あのメイリーさんの歌が、今やCDでいつでも聴ける。

メイリーさんの歌声は、高くてやわらかい。

私は、女性の歌声にはもの足りないものを感じる。

発声や音声学などを学ぶとわかってくるのだが、

どうしても男性の声帯にかなわないところがある。

男性よりも女性のほうが、音色を作る要素がひとつ少ないことや、

声門が開いてちょっと声がかすれるのだ。

自分で発声を練習するときも、低域を広げて音色を豊かにしようと目論んでいるのだが、

なんせ自前の声帯の大きさがそもそも男性とは格差がある。

うーむ。ここはもっと研究していこう。

さて、そういう意味で星屑スキャットは、

男性の声帯を持つ女性歌手3人コーラスグループというわけだから、

(雑なまとめかたですみませんです。)

ハーモニーが豊かで、耳に心地よくとろけるようである。

そこに、歌謡曲風味のアレンジ。

ストリングスとホーンセクションがうまく絡み合って、

フレーズも音色も全体でひとつのものとなっている。

編曲は中塚武さんですと。達者だなあ。

「君の瞳に恋してる」や「青い珊瑚礁」といったカバー曲から

最新のオリジナル曲「半蔵門シェリ」まで。

今後の楽しみが増えた。