5月10日(水) #1386 「民営化」は本当にいい事なのか? ?

おはようございます。木下藤吉郎です。

今から160年前の1857年の今日、インド北部の都市メーラトで、イギリス東インド会社が編成したインド人傭兵シパーヒー(sipahi/セポイ(sepoy))が蜂起し、インド大反乱が起こりました。

インド大反乱 - Wikipedia

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E5%A4%A7%E5%8F%8D%E4%B9%B1

また、今から77年前の1940年(昭和15年)の今日は、元プロ野球選手、監督の王 貞治(おう さだはる)さんの生まれた日です。

※ 戸籍上の誕生日は5月20日。実際の出生日と戸籍上の誕生日がずれてしまった理由は諸説ある。

王貞治 - Wikipedia

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%8B%E8%B2%9E%E6%B2%BB

5月10日 水曜日

きょうは東へ行くほど曇りがちで、近畿から東側は午後から急な通り雨があると見込まれています。長い降りにはならない見通しですが、お出かけの際は折り畳み傘があると安心でしょう。どなた様もお気をつけてお出かけください。

さて、今週は「公営」の組織を「株式会社」に改組する「民営化」についての話を書いております。きのうは、そもそも株式会社とはどういうものかを述べ、規模の小さいうちはともかく、規模が大きくなってくると、その会社に出資する人々が、会社の経営よりも自身の保有株式運用による金儲けを狙いにするという率が上がり、そのうちに経営者も管理が煩雑になって直接事業主では管理しきれず、専門家の手に委託するようになって「所有と経営の分離」なる問題が起こる、との旨を記しました。きょうはそのさらに発展した話をしてまいります。

株式会社は、規模が大きくなりますと、必ず決算日を迎えて2〜3ヶ月以内に「株主総会」を開かなければなりません。株主総会は、一言で言えば「株主についこの間決算を迎えた会計年度における業績、利益の額などを報告する場」であり、ここで株主と経営者との間で前年度の業績の説明や次年度=今年度 の予算をめぐって意見交換が行われます。

もし、前年度で赤字が出てしまった場合、株主にとっては大きな損となってしまいますから、経営者側に対して厳しい意見が出されたり、役員の解任決議案が出される事もあります。わかりやすく申せば「成績が悪ければ株主によって役員はクビを切られる」という事です。

つまり、株式会社は規模が大きくなるほど、より利益を追求していかざるを得なくなってしまうのです。

話を初めに戻しますが、今年3月に大阪市議会で決定された「大阪市交通局の分割・民営化」は、年間1億円もの利益を出しているという巨大な組織を民営化するわけですから、初めから恐らく毎年大規模な株主総会を開かないといけないほどの大きな株式会社となる可能性が高くなります。

ただ、当面は新会社の株式はすべて大阪市保有するという事になっており、それだけであれば、民営化しても何ら変わりはないのではないか、という声もありましょうが、そう楽観視できないタネが今の大阪市にはあります。

そのわけを示すためのよい例として、泉北高速鉄道の身売り問題があります。

現在、泉北高速鉄道南海電鉄の子会社であり、もともと南海高野線難波駅中百舌鳥駅和泉中央駅間で相互直通運転を行っていた事もあって、おおむね沿線住民の評判はいいようです。が、そこに至るまでには「すったもんだ」がありました。明日はその事について書いてまいりますm(_ _)m