読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「ゴースト・イン・ザ・シェル」

ご存知、士郎正宗原作の「攻殻機動隊」の実写映画だ。

近未来、人々は自分の体で失った部分や機能を人工物で補う「義体化」を行っていた。

ミラ・キリアン少佐(スカーレット・ヨハンソン)は、脳を除いたすべての義体化に人類で初めて成功していた。

しかし義体化の反動もあってか、義体化する前の記憶はほとんど覚えていなかった。

ミラはサイバー犯罪を取り締まる公安9課に所属していた。

ある日、芸者ロボットが宴席で暴走するという事件が発生する。

ミラは命令を無視し、芸者ロボットのメモリにダイブして、この犯罪にクゼ(マイケル・ピット)が関わっている事を突きとめる。

さらに捜査を進めるうちにミラと公安9課のメンバーたちは、義体化を進めるハンカ社が、事件の大きなカギとなっている事に気付いた。

義体化された人たちや街並みなど、サイバーパンクの世界観の表現は本当に素晴らしい。

ブレードランナー」を初めて見た時もその世界観に圧倒されたが、それから35年が経ち、CGにより表現されたサイバーパンクの世界は、さらに驚嘆する映像となっていた。

個人的には、義体化した捜査官とは言え、スカーレット・ヨハンソンの体格がややがっちりし過ぎかなという気はした。

しかしバドーの義眼など、おそらく数十年後には実際にこういう義体化がされているのではないかと思った。

ただストーリーとしては、かなりありきたりである。

ネタバレになるので詳しく書けないが、映画の中盤でオチがほぼわかってしまい、かつ目新しさはない。

ハッキリ言って映像は21世紀だが、ストーリーは20世紀のままである。

ビートたけしも存在感はあったが、やはり事故の影響か、セリフ回しがかなり怪しくなってしまっていた。

世界観を考えるとこの1作で終わってしまうのはややもったいない気がするが、次回作を作るのであれもっとストーリーを作り込んで制作して欲しい。

43.ゴースト・イン・ザ・シェル