エチオピア紀行(99):修行僧か、ミイラを発見。聖ゲオルギス教会周囲の壁の横穴墓で

 聖ゲオルギス教会の中は意外と狭い。平面プランは十字形なので、正方形に造るより半分近くになっている。ここは、ラリベラ王の夢間に現れたという聖ゲオルギスに捧げた教会なので、巡礼者や信者のために内部をさほど広くする必要は無かったのであろう。

◎司祭の十字架を掲げてポーズを取るサービスも無し

 先程来、外から聖職者らしい人たちが入り、何か祭式の準備に余念が無い。それまでどの岩窟教会でも、僕らを見ると必ず現れて、十字架を掲げてポーズを取ってくれた司祭の出現もない。

 そして狭い教会内は、けっこう混んできた。僕たち以外にも、外国人観光客は多い。

 アクスム様式の窓から明かりが入り、内部もわずかに見える(写真)。

 マントルピースような棚の上と下に、物が雑然と置かれている。やはり祭式準備に追われているという感じだ(写真)。

◎外に出て横穴に気がつく

 僕たちは、外に出た。外もけっこう混んでいる。底から穴の上を見上げると、穴の縁に多くの人が立っている(写真)。

 中に入ってよく分かったが、外光が入るのは偽3階のアクスム様式の窓からだけだ。1階部分にある「窓」は単なる装飾で、開け閉めができない(写真)。

 聖ゲオルギス教会の穴の底を一周してみた。ふと横穴に目が行った。

◎ミイラが足を向けていた

 なんとミイラがこちらに足を向けている。横穴墓だ。さすがに粗末な戸が付けられていて、ミイラに直接手を触れられない(写真)。

 おそらくここでの修行中に、生が燃え尽きた信者なのだろう。生前は、ここに暮らしていたのかもしれない。気候が乾燥しているから、そのままにしても、腐敗せずに自然ミイラになったのだろう。

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昨年の今日の日記:「エチオピア紀行(29):タナ湖の島の頂上に聖なるウラ・キダネミレット修道院